なんと、3年前から話をしているのに、一向に進まないというのです。
お聞きすると、大きな問題をいくつも抱えていました。
- 道路の拡幅に協力したのは良いが、自宅を解体
- 滅失登記をした
- 相手方には、不動産コンサルタントがついている
- 更新料、更新内容について、折り合わない
- 更地のまま、地代だけを払い続けている。
- 何とか、有効活用できないか
- 出来れば、売却できるようにしたい
特に問題なのは、上記の1・2です。借地権の「対外的な対抗要件」は、『建物の登記』です。
今回は、自宅を解体し、相手方に言われたとおり、『滅失登記』までしているので、最悪の場合は、『借地権解除』まで可能性があります。
このような案件は、『裁判』には向いていません。
地道に話し合い、双方が納得できる合意点を見いだすべきです。
実務コンサルティング内容
- 相手方コンサルタンツとお会いし、円満に解決したいというこちらの考えを伝える。
- 相手方の主張する更新内容の不備を伝え、善処していただく。
- こちらサイドの更新内容のレジメを渡す
よくある交渉本のような、『論破する』『やり込める』式の強気一辺倒の交渉では、逆に感情的なしこりを残し、次のアポも取れなくなってしまいます。
今回は、相手方のコンサルタンツの言い分も汲み、 プライドを満たせるような配慮も必要です。
本来、私共のコンサルタンツ実務は,平均3ヶ月で完了しますが、今回は、私の依頼主が分の悪い内容で 且つ、相手方にもコンサルタントがおりましたので、お互いが納得できる内容作作成まで、約1年を要してしまいました。
しかし結果的には、
- 更新料を数百万円単位で減額することが出来た
- 更地のまま、有効活用(駐車場)を認めてもらった
- 『更新契約』を締結したことにより、将来的に売却も可能になった
当初、不安だらけだったCさんご夫婦も、上記内容に納得していただき、円満な雰囲気のなか、『借地権更新契約』を締結することが出来ました。 Cさんご夫婦が、交渉窓口になられて、5年が経過していました。
by『交渉の達人』底地・借地 問題解決コンサルタント
