知り合いの税理士H氏からの、依頼案件です。
かつては、駅から他人の土地を通らずに自宅に歩けた大地主Aさん。相続対策や、事業の失敗から、今では 数えるほどの『底地』しか残っていません。
相続が2度続いたにも関わらず、意思の統一が出来ずに、分割協議書すら出来ていませんでした。
当社への依頼を通じ、遺族間の話し合いの橋渡しや、ベストな事後処理のアドバイスをさせていただきました。
そして、今回のメインテーマは、『底地の売却』
地主さんの中には、「代々続いた土地を、自分の代で売却したくない」と言う方もおられますが、
地代収入もわずかで、戻ってくる可能性もほとんどない、いわば『不良資産』と化している『底地』は、売却したほうがメリットは《大》です。
後は「売却方法」です。
最近ご相談の多い『底地買取り』は、シンプルに、借地人の意向も関係なく売却できますが、 今までの人間関係を否定してしまい、譲渡価格も安いので、関係が悪化してる場合に限定すべきでしょう。
私がお勧めし、実務も任せていただいたのが、『交渉による、底地売却(譲渡)』です。
事前の情報収集では、借地権者は不動産に詳しく、数字に細かいため、交渉は難しいだろうとのことでした。
この底地売却に関しては、依頼者もあまり期待をしていませんでした。
が、アポを取り、伺ってみると、確かに、数字にはうるさい方でしたが、誠意を持って話を進めさせていただくと、双方が納得できるところまで、歩み寄っていただくことが出来ました。
その間、お会いした回数は、3回。 期間にして、約2ヶ月でした。
結果として、依頼人である地主さんも、相手方の借地権者さんも、納得していただける譲渡金額での、『底地売却』が完了しました。
関わった皆さんがhappyになる。それが私共の追求するwin-win styleです!


借地人への交渉の持ちかけはどのように話すのですか。
森居さん、D地区の6:4なら、所有権価格の50%位が、妥当だと思います。
ただ、底地・借地は、地区による慣習や、力関係等の影響を受けますので、一概には決まりません。
又、売却価格も、『時価』なのか、『路線価』なのか、意見が分かれるところです。
ここも、当事者同士では、まとめるのが難しいところです。
ご自分たちで話し合うなら、冷静に客観的な数値を元に、話を進めてください。